好きなことを仕事に 公務員からの転職

今日も非常に興味深い記事がありましたのでご紹介します。

私と同じ公務員だった方の転職ストーリーです。

彼は学生時代に陸上競技の選手で、公務員として20年ほど勤めながら、ボランティアで選手指導に情熱を燃やしていました。より高いレベルで指導したいとの思いから仕事を辞し、学校の指導者となりました。

彼が言うには、もちろん前の公務員の時と比べて、プレッシャーもストレスもあるけれど基本的に好きなことにかかわれる喜びの方が勝っているといいます。

私自身は、30歳になる前に公務員である税務職員をやめ、紆余曲折を経て今に至りますが、辞めてよかったと思っています。今の仕事が好きなわけではないのが辛いところですが・・・。でも、新たな目標もできたのでそれに向かって頑張っています。

群馬県でスパトレイルという大会をプロデュース

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彼は、確かに好きなことが仕事となったおかげで、サラリーマン時代のストレスは軽減したものの、別の悩みも出てくるのは確か。それは心が安らぐ瞬間がないこと。経済的に安定しなければというプレッシャーもあるけれど、それ以上にいつも何かに追われているようで常に気が急いているそうです。

つまりは好きだからこそ、のめりこみ過ぎて妥協できず苦しむんですね。この10年で何度も心が不安定になったことがあるそうです。ずっと憧れていたこの道なのに、思いもしない落とし穴があった形ですね。

好きで取り組むといったスタンスで仕事に携われるのは幸せだと思いますが、生活のために働いていたサラリーマン時代は勤務時間さえ終われば、心配事があったとしても基本的に心は解放感に包まれますよね。時折、あの頃が無性に懐かしくなる方もいるのでしょう。でも、好きな仕事で、今は仕事を完全に忘れることなど片時もないなんて幸せだと思いませんか?自ら起業した人などはおそらく同じような心理状態の方が多いのではないでしょうか。

転職する方の理由は様々ですよね。現在の仕事に対する不満だけが理由なら、それは危険かもしれません。でも、無理して続けて精神的に病んでしまったら復活するのはかなり大変なので私は転職を進めます。逃げるが勝ちです。ホリエモンをはじめ、多くの人が語っていますが、今の時代、会社を辞めたってネットを駆使して何かしらで稼げるものです。食っていけるものです。一人だったら。もちろん甘くはないですがね。

それに、辞めるからこそ見えてくるものもあります。今まで発見できなかった自分も発見できる可能性もあります。サラリーマンをしていると日々の業務や通勤に忙殺されて見えなかったことが沢山あるはずです。

ご存じのとおり、近年は終身雇用制が崩れつつあり、キャリアアップのための転職や、キャリアを生かせる副業など、労働への考え方自体が柔軟化し多様化しています。今までなら好きなことはあくまで趣味の枠にとどめて仕事は別、という意識が社会全体にありました。これも少しずつ変わってきています。人生は一度きり。好きなことを仕事にしたいという揺るぎない覚悟があり、先の展望を十分予測し、リスクを取れる気概があるのであれば挑戦する価値は計り知れない大きなものとなるでしょう。

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