タピオカの次は チーズティー?!machi machi

改めて、タピオカとはなんでしょう?

◆タピオカ=キャッサバの根茎を原料とするでんぷん。すり潰して毒素を取り除き、機械などで粒状の「タピオカパール」に加工して出荷される。そのままでは純白で、味がない。ドリンクなどに使われるタピオカパールは、カラメル色素やシロップで着色、味付けされている。アフリカなどの熱帯地方ではキャッサバを主食としている地域もある。

若い女性を中心に一大ブームとなっているタピオカドリンク。ミルクティーにタピオカを入れた「タピオカミルクティー」がメジャーですが、それだけでなく、抹茶や緑茶を使ったものなどバリエーションも広がっています。

そんななかで、ポスト・タピオカドリンクとして注目を浴びそうなのが、

台湾発のデザートドリンク「チーズティー」

なんです。

チーズティーは冷たいウーロン茶やミルクティーの上にフォーム状のチーズクリームを載せたもの。クリームだけ味わっても混ぜてドリンクと一緒に飲んでも楽しめるデザートドリンクです。

そのチーズティーを専門に扱う台湾・台北の人気店「machi machi(マチマチ)」の日本1号店が2019年6月26日、東京・原宿のラフォーレ原宿にオープンしました。日本での店舗運営を行うのはあの有名なアパレル企業・ベイクルーズグループのフレーバーワークスです。

ラフォーレ原宿店開業に先がけ、19年5月22日~6月16日まで東京・自由が丘にポップアップショップをオープンしたところ、予想を上回る売り上げを記録しました。来店客の8割が女性で、中心となるのは20~30代。10代の購入も目立っていたそうで、まさにタピオカドリンクブームをけん引してきた層ですよね。

しかし今は、出店すれば爆発ヒットしますね。もはや極端な話、誰がやっても儲かる気がします・・・。(^^;

■「タピオカドリンクに並ぶ列が短くなっている」

マチマチの日本1号店誕生のきっかけは、ベイクルーズが同社スタッフに向けて行った社内公募だったそうです。アパレル、飲食などジャンルを問わず、やってみたいと思う事業を提案するというものです。今回の事業はアパレル部門に在籍していたニエ・ガンヤン(Nie GuangYan)氏の発案によるものでした。だが、最初からチーズティーありきではなかったといいます。

マチマチの日本進出を担当したニエ氏

ニエ氏が表参道の店舗でアパレルスタッフとして勤務していた当時、近隣のタピオカドリンク専門店を観察していたところ、「行列は途絶えないが、だんだん短くなってきているように感じた。タピオカドリンクは人気だが、徐々にブームが落ち着いてきているのではないか。そう考えて、新しいドリンクの店を提案した。」とのこと。

当初、オリジナルドリンクを開発するつもりで、台湾にマーケットリサーチに出向いたそうでして、その際に偶然出合ったのが、18年秋にオープンしたばかりのマチマチでした。「台湾では約10年前に濃厚なミルクフォームで蓋をする『ミルクキャップ』という手法を使ったドリンクがはやった。マチマチのチーズティーはそのミルクキャップをチーズを使って進化させたもの」とのこと。同店の味にほれ込んだニエ氏は、マチマチを日本進出させるべく動き出したのです。

■「週1回買える価格」を意識

ベイクルーズは自社開発の飲食ブランドのほかに、ロブスターロール専門店など海外の飲食店を誘致し、日本市場でトレンドを作ってきました。そのため、「タピオカドリンクブームのさなかに新しいドリンクを」という提案も受け入れられやすかったということです。とはいえ、「チーズティー」という名前だけではイメージが湧きにくいですよね。私も想像できません。そこで、台湾からマチマチのスタッフを招いて社内で試飲会を開き、社内の人にも味を知ってもらったそうです。

「味はとても好評だった。ただ、本国はメニューがかなり多かったので、日本展開に当たって数を絞ろうという話になった」とのこと。

社内で意見を聞きながら、ベーシックなチーズティーやフルーツを使ったもの、「インスタ映え」しそうなボトル入りドリンクを中心にメニューを選定。さらに、原宿店限定や期間限定のドリンクも開発したそうです。

写真左から「テッカンノンチーズティー」、フローズンドリンク「ワイルドベリーチーズティー」(税別680円)、ボトル入りドリンク「ストロベリーミルクパンナコッタ」(税別630円)

これは美味しそうですね・・・。タピオカより私は興味があります。飲みたい!しかし、週一回買える価格と言いますが、高くないですか?冷静に考えて飲み物ですよ?でも売れるんだろうなあ・・・。

価格を決める際に意識した、その「週1回買える価格」。「一般的な飲料と違ってデザートの要素があるドリンクであること、限られた店舗でしか購入できないことなどもあり、毎日飲むドリンクではない。だが、週1回は飲んでもらいたい。そのため、中心価格帯は税別500円前後に設定した。」とのことです。

「まずはチーズティーの味を多くの人に知ってもらいたい」(フレーバーワークス)。SNSで注目されているインフルエンサーを集めた試飲会なども行い、クチコミでの拡散を狙っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です