スタートアップ転職とは?魅力 IPO・報酬 広がる進路

もはや、終身雇用が崩れつつあるのは確実と言われる中、多くのビジネスパーソンが今後どのように自分のキャリアを築いていくかを迷っています。

そうしたなかで、いま人材としての市場価値を高める手段の一つとして

「スタートアップ企業で経験を積む」

ということが今話題となっています。言ってみれば、もともとずっと働く気はなくて、経験のために就職して経験積んだら転職する、ってイメージですかね。

私が読んだ記事で非常に勉強になることがあったので紹介もかねて投稿します。

■年収ダウン覚悟でベンチャー企業に転職

人工知能(AI)を活用したソリューションなど、テクノロジーの進化に伴って新しいビジネスモデルが続々と登場し、「価値」そのものの変化スピードが加速しています。そうした環境下では、キャリアの市場価値が突然、あるいは徐々に低下していく人もいれば、逆に上がっていく人もいるでしょう。

さらに、WEBやIT業界では転職も盛んになってきています。

そのような業界の転職に強いのが、レバレジーズテック

という転職サイトです。レバレジーズというのは転職業界ではもはや有名で実績もあります。悩んでいるよりまずは行動から♪登録だけなら無料ですし、まずは一歩踏み込んでみてはいかがでしょうか。そうでないと何も変わりませんよ。

ビジネスパーソンとしての「寿命」は延びる傾向にあります。しかし、ご存知の通り、トヨタ自動車の豊田章男社長から「終身雇用を守っていくのは難しい」という発言が飛び出したように、大手企業にいても、会社がキャリアのレールを最後まで敷いてくれる時代ではもはやなくなりました。

まさに、自身のキャリアは自己責任で守る必要があり、企業に依存できない状況になっています。私もそう言われる前くらいからWEBで行きていこうと決心し、少しづつですが毎日継続して頑張っております。

中長期視点でキャリアを維持・向上させるためにはどんなステップを踏んでいけばいいか、悩む人も多く見られます。

■スタートアップで「価値創造」「経営」のスキルを習得

Aさん(30代)は大手企業のマーケティング職。複数のプロジェクトマネジメントやチームリーダーを務めてきました。しかし、大規模な組織では、しがらみにとらわれて新しいアイデアを実行に移せなかったり、稟議(りんぎ)を待っている間に先を越されたり。そんなスピードの遅さにもどかしさを感じ、小規模ベンチャーへの転職を決意。創業して間もないスタートアップ企業・B社に参画しました。

ちなみに、「スタートアップ」という言葉自体は、社会課題の解決や社会の変革を目指し、イノベーションを起こしたり、新たなビジネスモデルを生み出したりする概念を指します。まあ言ってみれば、新しい会社のことですね。

B社を創業したのは、IT(情報技術)コンサルタント出身の社長とエンジニア出身のCTO(最高技術責任者)。メンバーはエンジニアとセールスの5人ほどで、AさんはCMO(最高マーケティング責任者)として迎えられました。

■成長を見届け、次のスタートアップへ

B社はすでにプロダクトをリリースしていますが、認知度はまだ低く、ユーザーの声を吸い上げながらプロダクトを磨き込むフェーズ(段階)。売上もまだ立っていないため、Aさんに提示された年収は前職より大幅ダウンとなる額でした。それでも事業に可能性を感じたこと、創業者の理念に共感したことから、Aさんは入社を決意したのです。

B社はその後、ベンチャーキャピタルから資金調達して急成長を遂げ、新規株式公開(IPO)も実現。Aさんはストックオプションにより、まとまった資産を得たほか、安定した役員報酬を得られるようになりました。

ところが、事業が安定し、組織が拡大してくると、B社は徐々に「守り」に入るように。Aさんは「立ち上げ時のワクワク感をもう一度味わいたい」と、新たに立ち上がったスタートアップベンチャー・C社に取締役として入社しました。

Aさんのキャリアを整理すると、B社でのスタートアップの経験は初めてで、試行錯誤を重ね、失敗もありました。その経験を活かすことで、C社ではスムーズに新規事業を軌道に乗せ、再度のIPOを達成。2度目のストックオプションでさらに資産を増やしたAさんは、自ら会社を立ち上げ、これまでの経験と人脈を生かして、新規ビジネスの創出に取り組んでいます。

このモデルケースで挙げたAさんはマーケティング畑の出身ですが、技術系(CTO)、経理財務系(CFO、最高財務責任者)など、さまざまな「C~O」人材について、こうしたケースを多く見てきました。「C~Oとしてスタートアップベンチャーを渡り歩く」「複数企業の顧問、社外取締役を兼任する」「エンジェル投資家になる」といった道を選んでいる人もいます。

こういうケースはレアでしょうが、この方はすごいですよね。もともとかなりの経験と技術がなければこのような道はたどりにくいと思います。

■「C~O」クラス以外にも人材ニーズ

また、最近は大手企業や行政でも新規事業への取り組みが活発化していますので、大手企業の新規事業開発室や各省庁の補佐的ポジションなどの立場で迎えられ、スタートアップの経験を生かしているケースも見られます。

「新しい価値」「新しい市場」を生み出し、育てた経験・ノウハウは、「人材」としての市場価値アップにつながります。スタートアップ企業で経験を積むのは、その手段の一つと言えるでしょう。

スタートアップやベンチャー企業では、先に挙げたような「C~O」クラスの人材ニーズがあるほか、メンバー~リーダークラスの採用も行っています。このブログを読んでいただいている皆さんは、こちらの方が興味が強いのではないでしょうか。職種は新規事業開発、マーケティング、営業、カスタマーサクセス、人事・採用・広報・経理のバックオフィスなど多様です。

ただし、残念ながらこうした求人は、一般の求人サイトなどで検索してもなかなか見つかりません。多くは「リファラル採用」――つまり既存メンバーの知人など、ネットワーク内で採用が完了するためです。

では、そうした情報を得るネットワークを持っていない場合、転職先候補となるスタートアップ企業をどのように見つけるか。それには次のような手段があります。

■有望なスタートアップ企業を見つける方法

・ビジネスSNSに参加する

「Wantedly(ウォンテッドリー)」

「LinkedIn(リンクトイン)」

などのビジネスSNS(交流サイト)では、ビジネス情報の交換だけでなく、採用情報もキャッチできます。

・スタートアップイベントに参加する

近年、スタートアップを支援する機運が高まっています。大手企業が「事業共創」を目的にスタートアップを支援する「アクセラレータープログラム」も増えてきました。

スタートアップが事業アイデアをプレゼンしたり、競い合ったりするイベントはあちこちで開催されています。そうしたイベントに参加してみて、興味を持てる企業、共感できる企業を探してみてはいかがでしょうか。

実際、急成長を遂げた某テック系ベンチャーのCTOは、「今日、ここに出るスタートアップ企業のどれかに転職しよう」と決めてスタートアップイベントに参加し、プロダクトリリース前の現企業に出会ったのだそうです。また、様々なスタートアップのプレゼンを見るうちにワクワク感が高まり、隣に座っていたスタートアップの社長と飲みに行き、入社したといったケースもあるそうです。

・ビジネススクールに通う

グロービスなどのビジネススクールや大学院のMBA(経営学修士)コースなどに通い、そこで出会って意気投合した仲間同士で起業するケースも見られます。

また、すでに起業している経営者が「ビジネスを体系的に学ばなければ」と実感し、ビジネススクールに通っていたりもします。事業創出に意欲的な人が集まっている場ですので、一緒に働く仲間を見つけられる可能性があります。

・「エンジェル投資家」と接点を持つ

スタートアップ企業を支援している「エンジェル投資家」には、自身が経営者として成功を収めた人が多数います。そういう人は自身の経営メソッドを伝える講演やセミナーを開いていることも珍しくないので、そうした場に参加し、接点を持つ手もあります。彼らとの直接交流やSNSでの交流を通じ、スタートアップの情報を得ることができます。

■「副業でサポート」から参画する道も

でもスタートアップ企業への転職となると、年収ダウンとなるケースも多く、先がどうなるかの未来の予測もできません。簡単には決断できないでしょう。

そこで、「お手伝いから始めてみる」という手もあります。

働き方改革が進んでいることもあり、最近は多くの企業で副業解禁が進んでいますよね。副業(兼業)を認めている企業の社員には、本業とは別に、スタートアップ企業やNPO法人などのサポートスタッフを務めている人もいます。うちの会社もそのようにすればいいのに・・・と思います。古い体質だからなかなか変わってくれません。

自身の会社が副業を認めているならば、まずは副業として一部業務をサポートするところから始めてみて、手応えを感じたり、ビジョンへの共感が強くなったりした場合には入社に踏み切る手もあるでしょう。

大手企業やベンチャーキャピタル、エンジェル投資家などが積極支援する企業には、高度な知見・ノウハウも集まってくるものです。それらに触れることができるという点でも、スタートアップ企業に身を置くことは自身のスキルアップにつながるのではないでしょうか。

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