新型コロナ死亡率低いドイツ 他と何が違う!?

はじめに

新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、欧州の主要国で死亡率に大きな差が出ていますよね。

特にドイツは0.7%と突出して低いのです。

これは、なぜでしょうか。

理由

実は早期検査で重症化しやすい高齢者の感染者増が抑えられている面があります。

人工呼吸器の多さなども一定の効果を発揮しているんです。

感染者の把握が遅れたイタリアやスペインは死亡率がそれぞれ10%、7%に達し、医療崩壊の危機にあります。

「我々はイタリアの友人とともにある」

ドイツのマース外相は26日、イタリアのコロナ感染者の50人程度をドイツの医療施設で受け入れると表明しました。

ドイツは感染者が28日時点で5万人を超え、欧州ではイタリア(約8万6千人)、スペイン(約6万5千人)に続いています。

感染者数は世界で5番目に多いのは残念ですが、目を引くのは死者の少なさ。

ドイツの死者数は約350人にとどまり、9千人超のイタリアや5千人超のスペインより圧倒的に少ないのです。

さらに、イタリアなどはベッドなどが中国のようにひどいもので、衛生状態も良くないということがあるようです。

ドイツは1月初旬の早い段階から新型コロナウイルスに感染していないかどうかの検査を始めました。

3月中旬の段階で約16万人を検査し、このうち約6千人が感染していました。

発見率は4%で、広範に検査したことがうかがえます。

ちなみに、わが国日本はいまだ検査が全然できていないというどうしようもない状況。

海外出張に行った社員も、同じ職場の建物内に濃厚接触者が居たにもかかわらず、熱がないならダメとのことで、検査してもらえなかったらしいです。どういう神経してるんでしょうね。

ドイツは幅広い年代層への検査を徹底した結果、感染者には症状の軽い若年層も多く含まれます。

これが死亡率が低い一因になっています。

60歳以上の感染者の割合はドイツが約2割ですが、イタリアとスペインでは約5割です。

ドイツが検査を徹底した理由とは?

独政府が検査を徹底してきたのは理由があります。

感染者を早期に発見することで外出自粛などを促し、重症化しやすい高齢者への接触を避けることが可能になりました。

ドイツは週16万人程度とされる検査能力を近く、週50万人まで増やす方針です。

一方でイタリアは、27日時点で検査数に占める感染者の比率が2割を超えています。

比率が高いのはドイツに比べて検査数が十分ではないことが一因とみられます。

イタリアの当局は実際の感染者数がなんと、60万人を超えている可能性があるとのこと。

医療体制についても差があります。

現地メディアなどによると、人工呼吸器はドイツで2万5千台あるのに対し、フランスが5千台、イタリアが3千~5千台にとどまっています。

もっとも、ドイツへの悲観論も存在します。

初期段階の感染者が多く含まれているとみられ、今後重篤な症状になる患者が増えるという予想が出ています。

コロナ予防には除菌も有効。

いずれにせよ、早く収束してほしいものです。

 

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