働くママ VERYの問いかけ 女性の働き方改革!

働くママが進化しています。仕事といえばパートを意味した1.0。家事に追われ、キャリアとの間で揺れた2.0。今どきは、キャリアを決してあきらめず、丁寧な暮らしも大切にする3.0世代。夜型の仕事はできない。家事も完璧にしなければ。オシャレは卒業する。そんな「ママ像」を塗り替えた、彼女たちの素敵なストーリーを見つけましたのでご紹介します。このブログをご覧いただいているママさんもぜひご参考になさってくだされば幸いです。

■「きちんと家のことをやるなら、働いてもいいよ」

長時間労働。夜型の勤務体系。社交も業務。男性社会的な働き方の象徴、雑誌編集の現場を率いるママがいます。女性誌VERY(光文社)初の女性編集長、今尾朝子(47)さん。

電子書籍の活況も関係あるのでしょうか、出版不況で多くの雑誌が廃刊する中、主婦向け女性誌ではトップクラスの発行部数24万部(2018年10~12月、一般社団法人日本雑誌協会調べ)を誇ります。

もともと女性雑誌には弱い私ですが、この雑誌が、主婦向け雑誌でトップクラスだとは知りませんでした。勉強になります。

4年前、10カ月の産休・育休から戻った時は部で唯一のママ社員だった彼女。「編集長の業務」とされる夜の会食やパーティーの大半を断り、定時の午後5時半に退社する生活に切り替えました。これは当然ですよね。

かつての専業主婦から働くママにターゲットを広げたVERY
かつての専業主婦から働くママにターゲットを広げたVERY

19年1月号の特集が反響を呼びました。タイトルは

「『きちんと家のことをやるなら、働いてもいいよ』と将来息子がパートナーに言わないために今からできること」。

長いですが、なんとまあ魅力的あるというか、説得力あるというか、そういうタイトルだと思いませんか?ハッとさせられた男性も少なくないのでは?(^^;

こちら、エッセイストの紫原明子がツイッターで取り上げると、2日間でなんと1万リツイート。ウェブ記事へのアクセスは通常より2割増えました。

「君が働かなくても、僕の給料だけでやっていけるのに」「え、買ってきたの?今日、ご飯作れなかったの?」。誌面にはママたちの神経を逆なでする「あるあるフレーズ」が踊りました。

男女共同参画が叫ばれる中、夫の前時代的な意識や、社会に期待される妻の役割など、女性が日ごろ抱える葛藤。「働くママだけでなく、専業主婦や子供を持たない女性からも大きな共感を得た」。と今尾さんは胸を張ります。

■「女性を分かったつもりになるなよ」

フリーライターから中途採用された今尾さんは07年、35歳で女性初の編集長に抜てきされました。「スカートをはいているからといって女性のことを分かったつもりになるなよ」。就任直後、男性の先輩編集者からクギを刺されたそうです。これについては、「独りよがりな思い込みをせず、具体的な読者と向き合え」との助言と受け止めたそうです。

文面からだけだと、悪い印象しかこの男性の先輩編集者のことを思えないんですが、みなさんはどう思いますか?私は、この先輩男性編集者の質も疑いますけどね。もっとほかの言い方があるだろうって思います。

1995年創刊のVERY。なんと、「シロガネーゼ」などの流行語を生んだのもこのVERY。かつての読者層は「裕福な専業主婦の奥様」。今尾さんは編集長に就任すると方針転換しました。「かっこいいママ」「働くママ」をターゲットにすることにしました。

編集長就任第1号の特集タイトルは「『カッコイイお母さん』は止まらない」。雑誌のコンセプトコピーも変えました。「基盤のある女性は、強く、優しく、美しい」。ここで言う基盤とは家族。家庭に「入った」ではなく、家庭を「築いた」からこそ、自分の意志で人生を切り開く女性の強さを表したかったそうです。

■スーパーウーマンにはなれない

今尾さんは、雑誌への愛は誰にも負けないとの自負があります。24時間、寝ても覚めても雑誌のことばかり考えていたそうです。

ただ、起きている時間は常に雑誌のことを考えていた出産前に比べ、出産後は会社にいる時間は半減し「椅子に座る時間もない」。自宅に持ち帰っても時間が足りず、断念する仕事は多いですが「家では子供が最優先。普通の生活を大切にしたい」。というようになりました。

私も子供が出来てから、本当に変わりました。私の場合は極端かもしれませんが、「仕事なんてどうでもよく」なりました。家庭第一、有休は全部取る、ぐらいに思っています。会社は困ったときに結局何もしてくれないってことが分かっているので、会社に利用される人生はまっぴらごめんという感じになったんです。もちろん、感謝はしていますけどね。なので、今はまだ会社員として働いてはいますが、我慢しながら今の副業を主業にするために頑張っています。

女性誌の敏腕編集長というと、強気で自信家のイメージが浮かびますが、今尾さんの自己評価は「子供の頃から本当に普通」。勉強でも部活動でも特別目立ったことはないそうです。新卒で入った会社は3カ月で辞めてしまったそうですし。それだけに「すべてを器用に完璧にこなせるスーパーウーマンになれない。自分のような普通の女性は多いはず」と強く思っているそうです。

「皆が皆、スーパーウーマンにはなれない」

「雑誌に出てくるママたちは、キラキラしすぎて見るのがつらい」という声は多いそうです。

私も確かにそう思います。この雑誌に限らず私はそう思います。

そして今尾さん自身、家事代行やベビーシッターを活用すれば多くの悩みが解決することも分かってはいますが、「誰もが軽やかにしなやかに生き方や考え方を変えられない」。理想と現実のギャップ。先入観や価値観の揺らぎ。「女性の生き方は決して一様ではない。だからこそ、女性同士が共感し、協力し合える場でVERYはありたい」と思っているそうです。

■「食卓、このままでいいのか」

職場に向かう働くママの後ろ髪を引いてきたのが、家庭の食卓に対する責任感。共働き世帯が多数派となり、子供の送迎など家事育児に参加する男性は増えてきたとはいえ、食事に関しては「女性の役割」の意識が根強いのが実際のところ。そんな状況に「食卓の問題を母親だけが悩む現状を打破したい」と立ち上がったママがいます。

調理師や栄養士による料理の作り置きサービスを展開するシェアダイン(東京・渋谷)。創業者の1人で社長の飯田陽狩(36)さんはボストン コンサルティング グループの元アナリスト。ビジネスの原点は「忙しさを理由に家庭の食卓を犠牲にしていた。このままでいいのか」というジレンマです。

コンサル時代の飯田さんは「仕事=自分」。漠然と海外勤務への夢を抱きながら、結婚や出産を考えると、具体的なキャリアプランは描けませんでした。会社の先輩ママは、実家や夫の協力など「全部の条件がそろった人だけが上り詰めているように見えた」そうです。

31歳で海外オフィス移籍の話が舞い込んだ時に妊娠が分かりました。「うれしさと同時に『どうしよう』という気持ちが沸いた」そうです。キャリア断絶の焦りもあり、産後5カ月で復帰しましたが、体調を崩す日が続いたそう。「家庭のことはなるべく自分で」と思っていた飯田さん。やむを得ず利用した家事代行サービスが転機となったそうです。

私には全く理解できません。キャリア断絶で何が悪いんでしょう。家庭第一、とにかく家庭が良ければそれでいいと思いませんか?そんなに会社員として頑張って出世したところで、収入も限られていますし、しょせん組織の歯車でしかないですし、何がいいのかな?と私は思います。

■ニンジンサラダで解けた呪縛

「働くママを支えるインフラになりたい」

「産後の体調不良にいいんですよ」。産前産後ケアの資格を持つスタッフが好意で作ってくれたニンジンサラダ。自分なら捨てていたかもしれないニンジンの切れ端、オリーブオイル、お酢、はちみつ――。5分ほどの手料理の味が体と心に染み入りました。誰かが自分を気遣い、作ってくれる喜び。張り詰めていた気持ちがほぐれました。「食の専門家の力で家庭の食卓を支えたい。困った時に頼れるかかりつけ医のような存在に」。起業を決意しました。

こっちですね、こっち。私は大賛成です。自分のやりたいことで起業する。これが最高です。組織の歯車より、自分のやりたいことで起業する。企業より起業です。自分で起業すれば、時間の都合なども付けやすくできますし、融通も利きます。

周囲のママ友からは「口に入れる物は最後まで自分で頑張りたい」との声も聞こえてきました。「これだけ外食や市販の総菜が発達しているのに」。手作りにこだわる飯田さんの考えは「時代遅れ」と冷ややかな目で見られましたが「女性が活躍するための社会インフラを作りたい」と突き進みました。

「初めて平日に子供と遊んであげられた」「かえって週末の料理を楽しめるようになった」。利用者の働くママからはそんな声が寄せられています。現在3歳の息子を育てる飯田さん自身、月に3、4回、サービスを利用し「夕方5時から夜8時は家族の時間。一切スマホも見ない」と決めているそう。「子供に必要なのは短くてもしっかり向き合う時間」。今、家族との触れ合いが一番の栄養源です。

■「母性神話」をぶっ壊せ

最近流行りの、「N●Kをぶっ壊せ!」じゃなく、「母性神話をぶっ壊せ!」ですね。(笑)

ママ向けの着やすい服はカジュアル過ぎて、スタイリッシュじゃないですよね。私も思います。なかなかおしゃれな服がありません。結局あたりさわりのない、普通のじみーな服を着てしまう妻。同じような思いを持つ方も多いのでは?

着たいような服は、体形の変化や乳幼児との生活には向かないというのは確かに多いとは思います。「着る服がない」。米国から乳児連れで帰国した元ファッション編集者の落胆が、働くママのライフスタイルを広げる原動力になりました。

ヴィリーナジャパン(東京・港)社長の青木愛(45)さんは機能性とファッション性を兼ね備えたマタニティー服を日本に普及させた立役者です。旬のトレンドも押さえたうえで、ストレッチ素材で動きやすい。芸能人やモデルから圧倒的な支持を得ているそうです。

パステルカラー、ひらひらレース、だぶついたシルエット。「従来のマタニティー服は母性神話の押し付けだった」とばっさり。

NYではキャリアを持ち経済力のあるパワーウーマンたちのライフスタイルに合わせ、新しいファッションが生まれていくのを間近に感じていた彼女。

00年代初頭、青木さんはニューヨークでファッション編集者として働いていました。現地のママは洗練されたスーツに身を包みながら、ベビーカーを押して出勤。オフィスの一角にベビーベッド。同僚もそれを歓迎していました。

こういうところ、日本はまだまだというか、全然できてないですよね?電車ですら冷たい目線とかありますし。なんなんでしょうね。私は満員電車もその一員だと思っていますし、日本人が働きすぎなのも原因だと思っています。なんていうか、心にゆとりや余裕が無い人ばっかりなんですよ。もちろん、私も含めてです。

ところが生後3カ月の長男と帰国すると「着たいと思える服がなかった。ママはオシャレをするなという雰囲気だった」。と彼女。ファッション編集者の自分にとってこれは死活問題でした。同じような悩みを抱えるママの声に背中を押され、ニューヨークで買い付けたマタニティー服のネット通販を始めました。

カラフルなロングドレスや仕立ての良いパンツスーツ。「仕事に挑戦する気になる」「リゾートに持っていきたい」。ママたちが力強くなっていくのを感じました。

高級ホテルや旅行会社が打ち出すマタニティー向けのプランは、活動的に動けるようになった妊婦の存在があってこそです。ファッションから女性のライフスタイルを後押ししてきた自負が彼女にはありました。

中学生の長男をはじめとする4児の母。生後8カ月の娘と一緒にベビーベッド付きのオフィスに出勤。「5分以上座っていることはない」が、夕方には帰宅。

帰国して出版社に復帰した頃は、午後10時まで働き、毎晩、夫とどちらが子供を迎えにいくかのせめぎ合い。給料をはるかに超えるシッター代を払いながら、子供の寝顔しか見れなかったそう。編集の仕事を辞めたのは、そうした生活を一度リセットしたいとの思いもありました。

悲しすぎますよね、その時はもう戻ってこないのに・・・。私ならそんな会社はすぐ辞めます。でも、彼女はそう気づいて遅かれ早かれ環境を変えたのが素晴らしいと思いました。

「生き方もファッションも、もっと自由でいいはず。人と違うということ、自分のポリシーにもっと自信を持っていい」。青木はママたちにエールを送っています。

まさにその通りです。人と違うと、日本では叩かれがちですが、なんと愚かなことかって思います。人と違うことは素晴らしいことなんですよね!

■#わたしを勝手に決めないで

働く女は、結局中身、オスである――。

これは、3月、女性誌Domani(小学館)が働くママ向けへの大幅リニューアルに合わせ、大々的に打った看板広告です。編集長の井亀真紀さんは「母性神話に縛られず、自由に自分らしく生きる女性を応援したかった」と狙いを説明していますが、「時代遅れ」「男性にも失礼」などインターネット上では否定的な声も目立ちました。「時短勤務を活用し、家庭を大切にする女性への敵意が透けて見えてしまった」。女性の人材コンサルティングを手掛ける川崎貴子は話します。

今年の国際女性デーで話題になったキャッチコピーは

「#わたしを勝手に決めないで」

多様化する女性の在り方を社会が受け入れていこうというメッセージです。限界を自分で決めず「こうあるべき」に縛られず。働くママは進化しています。

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