クラウドサービス マイクロソフト躍進、アマゾンを逆転

最近は、GAFAとよく聞くようになりましたよね。そのGAFAのうちの1つであるアマゾンとマイクロソフト社のお話です。

ところで、

「あれ?マイクロソフトはなぜGAFAに入っていないんだろう?」

「そもそもGAFAって何?」

「GAFMAっていうのも無かったっけ?」

と思ったそこのあなた!余談ですが、お話しさせていただきます!まず、

海外出版界ではグーグル、アマゾン、フェイスブック、マイクロソフト、アップルの米国巨大IT企業5社を、出版業界に対する脅威とみなし、その頭文字をとってGAFMA(ガフマ)と呼びます。講談社の野間省伸社長が、(2012年)6月にケープタウン(南アフリカ)で行われた国際出版連合(IPA)の会議に参加した際、耳にした言葉だといいます。欧米の出版社にとって、GAFMAは事業パートナーであり、かつ、一部で競合するライバルでもあります。これらの会社とどう付き合っていくかが重要な課題となっているんです。

一方、Mが抜けて、GAFAと呼ばれるようになった4社は、消費生活に革命を起こしている企業群として挙げられました。 とりあえず定義するならば、『個人データを集約し活用するプラットフォーマー』 といったところです。当時Microsoftは消費者向けよりも企業向けのビジネスが大きく、消費者へのインパクトとしては見劣りする状態だったために除外されたんです。

さて、本題に移りますね。日本経済新聞社がまとめた2018年の「主要商品・サービスシェア調査」によると、クラウドサービスの世界シェアは米マイクロソフト(MS)が米アマゾン・ドット・コムを逆転し、1位となったんです。

原動力はソフトウエアを貸し出す「SaaS(サース)」と呼ばれる事業の強化。オフィスソフトがクラウド経由で売り上げを伸ばしたそうです。

19年もトップ2社を中心に攻防戦が繰り広げられそうです。 クリックするとビジュアルデータへ クラウドの事業形態にはサースのほか、サーバーなどシステム基盤を貸し出す「IaaS(イアース)」、データベースなどを提供する「PaaS(パース)」などがあります。

このうち、イアースはアマゾンが圧倒的な強さを誇っています。 ただ、「イアース以外の分野では圧倒的な立場ではない」(IHSマークイットジャパン)。一方のMSはどのサービス形態でもまんべんなく1位または2位に名を連ね、総合力でアマゾンを逆転しました。

特に企業のパソコンやサーバーで使うソフトのクラウド提供が、MSの売り上げに貢献。オフィスソフトに加え、基本ソフト(OS)やセキュリティーソフトを組み合わせてクラウドで提供する「マイクロソフト365」を採用する企業が増えたとみられます。

MSは今後、工場や店舗などオフィス以外の企業現場での販売に注力します。

さきほど、説明したとおり、やはり企業向けのサービス中心ってことですね。

人工知能(AI)や、あらゆるモノがネットでつながる「IoT」といった先端技術のサービスを拡充。大日本印刷といった既存のIT企業とは異なる有力企業をクラウドの販売パートナーに迎えました。

2位となったアマゾンももちろんだまってはいません。クラウド上でウィンドウズ環境を利用できるサービスやデータベースの品ぞろえを拡充。MSが強い領域への対抗姿勢を見せます。

3位の米IBMは上位2社に押されシェアを落としました。

4位の米グーグルも上位2社ほどの勢いはありません。IBMとグーグルは、顧客企業が複数のクラウドを使い分ける「マルチクラウド」の動きに対応し、自社のクラウドと他社クラウドを併用しやすくするサービスを追加しました。MSやアマゾンの顧客に自社サービスも使ってもらう戦術です。

米マイクロソフトはクラウド事業で年間数十億ドルの投資をしています。クラウド事業を伸ばすには、巨大なデータセンターを世界各地に開設し、サーバーを大規模に調達する必要があります。

投資体力の乏しい企業が競争力を保つのは難しいです。資金力のある現在の上位5社以外が、シェア争いに入り込む余地は少なさそうですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です