女子大就職、増えるIT系

売り手市場とはいえ、就職率がなんと100%に近いところもある女子大への注目が高まっています。

少人数教育ならではの手厚い就職支援やジェンダー教育の歴史などが魅力となり、志願者も増加傾向。共学とはちょっと異なる女子大の強さの背景とは何なのでしょうか?今日はそういった記事についてお話しします。

いまだに銀行とか商社への一般職への就職が人気というイメージがある女子大ですが、学生の声を聞くと、キャリア形成につながるより実践的なスキルを求めるよう変わってきているんです。

「もともと金融や商社の一般職を考えていた」という今春日本女子大を卒業した女性は結局、IT企業の総合職に就いた。「当初は思ってもみなかったですが」と笑っています。

でも賢いですね。いま就職するならば、絶対にIT系一択です。もっと言うならば、大学でもそういった学科に私なら進みます。間違いなくこれからの時代重宝しますから。

小学校から大学まで日本女子大で過ごしたというこの女性。「金融や商社に就職した人を評価するような文化があり、先輩たちもそんな道に進んでいた。ゼミも経済系だったし私もそうなのかなと……」。ところが、彼女は女子大生活を送るうちに考えが変わってきたんです。

女子大はOGとの結びつきが強く、講演会なども頻繁。それだけに、社会や時流の変化を敏感に察知できる環境です。さらに彼女は、家族留学を手掛ける団体の活動に参加したり、インターンシップに参加したりして何のために働くのか真剣に考えました。

人々のライフスタイルを支える仕事をしたい。現場にも立ちたい――。

「事務職では限界がある。総合職を目指そう」と思うようになったといいます。そして選んだのが、サービス業を支えることのできるIT業界でした。

入学当初の志望とは随分変わったが、「IT企業はスキルも身につくし、働き方も多様」と満足しているそう。

まさにその通り、このスキルが輝かしい武器になります。羨ましくて仕方ありません。給料をもらいながら輝かしいスキルを身につけられるんですから。私ならそもそもは残業が大嫌いで大反対で許せない派ですが、もし自分が今、大学生に戻って一からやり直せるなら、絶対にIT関係の大学の学科か、IT関係の専門学校に行って、就職もIT系に行きます。

さて、彼女のように女子大の就職ではこれまでの主流の金融から離れ、他の業種を選ぶ学生が増えています。

東京女子大の森田光則キャリア・センター課長は「金融・保険が産業別就職先で初めて1位ではなくなった」と話しています。同大では従来、3割程度が金融・保険業界に就職してきました。それが、2018年度卒は16.4%と3位に下がりました。日本女子大の家政学部でも17年度の20.2%から18年度は14.3%に下がり、「初めて金融・保険が1位ではなかった」(学生生活部キャリア支援課の増田一美課長)とのこと。

昭和女子大は、16年度卒の就職先でみずほフィナンシャルグループが58人と企業別でトップでしたが、18年度卒は7人と急減し、順位も9位に下がりました。金融が減った影響もあり、同大の総合職と一般事務職の就職数は17年度卒がほぼ同数でしたが、18年度卒は総合職が150人以上多かったのです。

以前のブログでも書きましたが、銀行や保険業界は、これから人が要らなくなる職種で上位にランクインする業界です。AI化、IT化していく中で、これらの業界に就職するのは間違いなく危険ですし、就職するメリットは全然ないと私は思います。

■金融業務統廃合による採用絞り込みの影響

金融業界では近年、メガバンクを中心に支店の統廃合や業務の機械化を進めており、大幅に採用を絞り込んでいるのが事実。特に窓口や事務作業を担ってきた一般職の採用を減らす企業が多いんです。金融業界離れは、多くの学生に共通していますが、長年一般職に流れ込んでいた女子大学生への影響はとりわけ大きいのは当然ですよね。

さらに、エン・ジャパンで新卒スカウトサイトを手がける近藤翔太さんは「早稲田・慶応・上智の女子学生で転勤を嫌って一般職を志望するケースが目立つ。企業も採用に意欲的で、少ない一般職を巡って女子大などとの競争が激しくなる」と予測しています。

ただ、金融一般職の減少により、女子大の学生が望まないまま他の職業に流れているわけではありません。学生の意識もかつての女子大=一般職というイメージにとらわれず、幅広い業界や職種の中から自分に合った就職先を選ぶように変わってきたんです。

目立つのがまさにIT業界への就職。東京女子大は情報通信業が18年度卒の20.3%を占め、産業別でトップに躍り出ました。

分かる学生は分かってるんですね。勉強した者、情報を得た者が就職活動をを制すといっても過言では無いですね。今の時代、情報が何よりも武器になります。

人手不足のIT業界も女性の進出を歓迎。ITアウトソーシングのトランスコスモスは女性採用に積極的です。19年入社では、新卒の女性の4人に1人が女子大卒。昭和女子大や京都女子大、武庫川女子大など全国から採用しています。

ここですごく思ったんですが、IT業界って男性ばかりだったと思いますが、このように女性が増えてくれるおかげで、社会全体で最近問題となっている未婚率の増加も少し改善するんじゃないかって私は思ってます。つまりは、IT業界に女性が増えることで、IT業界の男性陣に出会いも増えて、結婚率も上がるって寸法です。

IT企業といえば、プログラミングなど専門的なスキルが必要だと思いがちですが、トランスコスモス採用担当の藤田萌さんは「ITといっても業務は幅広く、必ずしも高度なスキルがいるわけではない。インスタグラムやアプリをもっと使いやすくするなど、むしろ消費者目線のアイデアが重要になる」と話しています。

いやあ、本当に楽しそうです。羨ましいです。アラフォーの私はほぼ独学でやるしかありませんが、勉強しながら、お金をもらいながら、貴重すぎるスキルを身につけられるなんて本当に羨ましすぎますよ。

ずっと同じ会社に勤める「就社」から専門能力を磨く「就職」へ。この流れは女子大の学生にも顕著です。女子大出身のあるIT企業社員は「将来的な転職を考えても専門的なスキルがあった方が有利だと考えた。IT企業では、ほかの業界に比べて若いうちから経験を積める」と語っています。

素晴らしい考えですね。私が学生の頃はこんなこと考えられませんでしたからね。むしろIT業界を避けるくらいの勢いでした。馬鹿な自分に改めて反省です。

象徴的なのがSEなどエンジニア職に就く学生の増加。東京女子大では18年度の職種別就職先でSEが占める割合は11.3%、日本女子大も8.5%を占めました。昭和女子大の磯野彰彦キャリア支援センター長は「文系でも増えており、学生のスキル志向は高まっている」と話します。企業側も「初心者向け研修を実施しているので、すぐにキャッチアップできる。文系出身で活躍しているSEも多い」(トランスコスモス)と歓迎しています。

「就職」志向の中、ほかに人気が上昇しているのがコンサルタント業界。女子大出身者の就職も増えており、津田塾大の18年度卒では大手のアクセンチュアに7人が進み、企業別で1位でした。お茶の水女子大の学生も同社に加え、マッキンゼー・アンド・カンパニーやPwCコンサルティングなど数多くの企業に就職しています。

コンサル会社自体も女性の採用に積極的。アクセンチュアは、ビジネスコンサルタント職のうち、採用の半分が女性です。堀江章子執行役員は「コンサル業界や会社への理解が進み、女子大も含めて当社に目を向けてくれる人が増えた」と話しています。女性社員はこの10年程度でなんと7倍にまで増えました。

女子大との交流も深めており、18年にはお茶の水女子大と女性リーダーの育成に向けて提携を結びました。交渉力や分析力などを養う実践的な講座を設けるとともに、同社のお茶の水女子大OGと現役学生との交流会も開いています。

■女子大ごとの個性が鮮明

ただ、女子大といっても各大学での就職事情はそれぞれの個性が出ます。

津田塾大で目を引くのが法律事務所への就職。18年度卒は、大手の西村あさひ法律事務所と森・濱田松本法律事務所に各5人と企業別で4位でした。「例年、英語英文学科と国際関係学科の学生の1割程度が法律事務所に進む」(斉藤治人・学生生活課長)。法律事務所といっても、弁護士や法律業務の補佐をするパラリーガルではなく、秘書職が中心。OGとのつながりで仕事を知る学生が多いといいます。

一方、お茶の水女子大は大学院への進学率が高いです。(東京都文京区)

お茶の水女子大は大学院への進学率が高いのが特徴。例年、進学率は3~4割程度に及び、全大学平均の1割強と比べると格段に高いです。理系の7割前後が進むほか、文系でもなんと2割前後を占めます。学生・キャリア支援センターの大風薫准教授は「専門的に学問を学びたいと入学前から進学を明確にしている学生も多い。大学は6年間ととらえ、長期的にキャリアを考えている」と話しています。

長年、女子大就活の「受け皿」として機能してきた金融などの一般職の求人は、確かに減りましたし、今後も減り続けるでしょう。ハナマルキャリア総合研究所の上田晶美代表は「女子大の就職は、メガバンクなどの一般職で成果を出してきた面もある。一般職削減により、大学によっては大企業への就職人数に陰りが出る可能性もある」と話しています。

しかし、女性活躍の社会的な流れもあり、女子大ならではのリーダーシップや専門性を身につけた女子大出身者に、企業は熱い視線を注いでいます。

女子大の学生のキャリア選択の幅はさらに広がりそうですね。でも、本気で日本が女性活躍の社会を目指すなら、

男性の育休義務化

が急務だと私は思っています。だって、そうバランスを取ってかないとおかしくなりますもん。働き方改革働き方改革って言っているのに、男性の育休などを取れる状況じゃないと女性の社会進出が難しい部分はありますし、よく思わない50代以上の上司などがいる限り、日本は良くなっていかないと私は声を大にして言いたいです。

IT系の就職・転職サイトでお勧めのサイトも沢山あります。まだ若い学生の方もこれを機に、IT系に転職してみるのもありです。下記にいくつか紹介いたします。

①ITやWEB系に特化した転職サイト

レバテックキャリアがお勧めです。厳選された求人IT・Web業界に特化しているからこその4,000件を超える求人登録数を誇り、レバテックだけの非公開求人数も多数。さらに、話が通じるキャリアアドバイザー専門用語はもちろん、最新技術の話が通じます。パーソナリティや志向性に合った求人を提案し、年収290万アップの実績があります。

②アパレル系ご希望の方

アパレル求人【クリーデンス】がおすすめです。

大手・デザイナーズ・外資系企業からの求人のご紹介や、キャリアアップのご相談・面接対策まで、ファッション・人材業界出身のスタッフが、無料であなたの転職支援を行います。

③ジャンルにこだわらずとにかく大手を!という方

もはや知らない人はいないであろう、
リクナビNEXT
は間違いないですね。

④20代限定サービスをご希望の方

最近は20代限定で特化したサービスもあります。あのマイナビからこのようなサービスが出ております。

マイナビジョブ20’s


【 マイナビジョブ20’sの強み】
1.内定まで徹底サポート
マイナビジョブ20’sでは、一人一人の求職者に対して選任のキャリアアドバイザーが担当としてつきます。

キャリアカウンセリングにより求職者の疑問・悩みを細かにヒアリングし、
各求職者の適性・希望を深く理解した上で、最適な求人を紹介しております。
一般的な情報サイトには掲載されていない非公開求人も多数取り扱っております。

また、適性診断による自己分析や、選考通過率をアップさせるための書類添削・面接対策を行い、求職者が志望する企業に入社できるまで徹底的にサポートします。選考に集中できるよう、面接日程の調整といった企業とのやり取りも全て代行しています。

さらに、内定後の条件交渉もキャリアアドバイザーが行い、希望の条件で入社できるようにサポートします。

2.転職経験を持つキャリアアドバイザー
マイナビジョブ20’sでは、転職経験を持つ20代の転職市場を熟知したキャリアアドバイザーによりキャリアカウンセリングが行われます。

転職経験を持つからこそ、同じ目線からのリアルなアドバイスを行うことができます。20代の転職を熟知しているキャリアアドバイザーにいつでも悩みや疑問を聞くことができます。

3.東京・関西・東海地方の転職に強い
マイナビジョブ20’sは、東京・大阪・名古屋にそれぞれ拠点を持っています。

関東地方はもちろん、関西地域や東海地域の転職にも強く、U・Iターン転職にも対応しています。

これを機に、まずは一歩踏み出しましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です