人工知能(AI)は自動で様々な作業をこなす「デジタル労働者」として、存在感を持ち始めているのはみなさんご存じのとおり。
そして一方で、人間の仕事を奪うとの脅威論が強まってきたのも皆さんご存じですよね。
以前にこのブログでも、AIの導入によって、保険や銀行などが将来的に人が要らなくなるという話をしました。実際に、損保ジャパンでも人員を異動させたりと、実際に企業でも動きが出てきています。
AIは結構できることは幅広いんです。辞めそうな人を判断したりもできますからね。すごいもんです。
具体的には、作業の自動化や最適化、ノウハウの再現など活用領域は本当に幅広いんです。いまだにAIが単なる作業だけしかできないと思っている人もいるのではないでしょうか?
事務職のアウトソーシングが進めば、職場にいるホワイトカラー10人のうち9人がいなくなるということも起こりえます。
三菱総研の予測では、国内の事務職は現在人手不足ですが、AIが普及することによって2022年以降になんと、人材供給が需要を上回り、30年には120万人が過剰になるとのことなんです!
なので、今はサラリーマンとして働きたい方々には、引く手あまたで、就職や転職しやすい状況が続いていますが、将来的にはまた氷河期が来るかもしれませんね。
AIを使えば、無理・ムラ・無駄を省くことができ、プロセス等が大幅にスリムになります。下記の記事も面白いのでぜひご覧ください。なんと、99%が人がいらない仕事と判断されたんです!
https://www.nttdata.com/jp/ja/news/release/2019/031800/
上司への説明資料や稟議(りんぎ)書などをAIが代わりにつくるのはAIはお手の物。とくに決定のための資料づくりの仕事が多い金融機関や自治体はAIの導入効果が大きいんです。その結果、職場にいる人の生産性は飛躍的に向上すると思われます。
もちろん、AIはなんでもできるわけではありません。人間ではないですからね。 例えば、考えるような仕事、私たちにとって何が課題なのかをAIが設定することはできません。ですので、部下の課題を設定する中間管理職や、商品販売の全体戦略を立案するマーケティング担当者といった高度なホワイトカラーは引き続き必要になると思われます。
企業にとって重要なのは、AIにすべてを任せるのではなく、AIを人間の能力拡張のツールとして位置づけることでしょう。オフィスワーカーにはAIを使って何ができるかを考えることが求められる時代がくるでしょうね。日々の仕事にクリエーティブに取り組み、常に改善に取り組んでいくというような仕事ができればモチベーションが上がる人もたくさん出てくるのではないでしょうか。
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