医師が明かす ストレスに強い人、弱い人の決定的違い 鬱病・鬱にならないためには

長時間労働などの働き方が問題視されるようになり、「働き方改革」に取り組む企業が増えていますが、ストレスから心を病む労働者は今も絶えない状況が続いております。

その中でも、厳しい労働環境でもストレスに打ち勝つ人とそうでない人がいます。その違いはどこにあるのでしょうか。医師の吉野聡さんのインタビュー記事を踏まえて今日はお話しさせていただきます。

■ストレスに強い人と弱い人の二極化が進む

職場でのメンタルヘルスの重要性が指摘されるようになって久しいですよね。うちの会社でもメンタルヘルス研修などがありますし、定期的なメールマガジン等でも啓蒙しております。

最近では、ご存知の通り、長時間労働などの日本的な勤務形態も問題視されるようになり、その対策に着手する企業も増えていますが、ストレスから心を病む労働者は今も絶えませんよね。うちの会社はノー残業デーのメール配信などを毎週水曜日などに担当部署が行っておりますが、行っている部署が残業しているんですからちゃんちゃらおかしいですよね。そういうことをやっている部署こそが残業をしないべきなのに。。。私は非常にがっかりしています。

さて、厚生労働省の「労働安全衛生調査(実態調査)」によると、仕事に関する強い不安や悩み、ストレスを感じている労働者の割合は2015年(平成27年)で55.7%。労働者の5割以上は何らかのストレスを抱えているということになります。

この比率は横ばいもしくは微減傾向にあるものの、依然として高い水準にあるといっていいでしょう(図1)。

厚生労働省「労働安全衛生調査(実態調査)」より

その原因は、仕事の質や量の問題(57.5%)、セクハラやパワハラを含む対人関係(36.4%)、仕事の失敗や責任の発生(33.2%)、と続きます(図2)。

ストレスがある人を100とした場合の比率。
3つまでの複数回答(厚生労働省「平成27年 労働安全衛生調査(実態調査)」より)

しかし同じ労働環境でも、心を病む人とそうでない人がいますよね。

実際に50社以上の企業を担当し、数多くのビジネスパーソンに健康指導を行ってきた精神科産業医の吉野聡さんは、

「年々ストレスに強い人と弱い人の二極化を強く感じます。特に若い世代ほどストレスに弱く、3年程度で離職するケースが目立ちます」

と話しています。

■ストレスに強い人と弱い人の違いは?

では、ストレスに強い人と弱い人の違いはどこにあるのでしょう。

それは「出来事」に対する当人の「受け取り方や捉え方」。その結果、ストレス反応に違いが生じるのだと吉野さんは話します。これは米国の臨床心理学者、アルバート・エリスの「ABC理論」(「論理療法」という心理療法の1つ、図3)として知られています。

ストレスに強いか、そうでないかは、出来事の「受け取り方」によって変わってくる。ストレスに強い人は考えが合理的だ(『「職場のメンタルヘルス」を強化する』を基に作成)

例えば、仕事で成果が出なかったとしても、「これはチャンスだ」「失敗に終わったが、次につながる課題が見つかった」「これ以上の試練はないはずだから、ここから頑張ってみよう!」など、前向きに捉える人はストレスに強い。つまりプラス思考であるか否かですね。

逆に「結果が出ないことは恥ずかしい」「なんて自分はダメなんだ」と後ろ向きに捉える人は気持ちが沈み、ストレスに弱いケースが多いといいます。マイナス思考ですね。

私はどちらかというと、間違いなくこちらです。ストレスに弱いとは自分でも分かっています。気を付けなければと常日頃から思っているので、気分転換に外に出たり、散歩をしたりしています。

物の感じ方・捉え方は、性格や育った環境によるものも大きいですが、トレーニング次第で変えることは可能だと吉野さんは話しています。

「ただし、『出来事』には自分でコントロールできること、できないことがあります。コントロールできないことに時間を費やし、悩んだり不安に思ったりしてもムダ。コントロールできることだけを合理的に考えて行動する。実際に日々の仕事の達成感や、自己成長の感覚を大切にする人ほど、激務を乗り切り、結果も出しているように思います」

と吉野さんは続けます。

■合理的な思考に転換する習慣とは?

一番大事なのは睡眠です。睡眠時間です。私は最近中途覚醒が増えてしまい、カフェインをほとんどやめました。職場で1日4~5杯は飲んでいたコーヒーを完全に断ちました。飲むのは家から持参するココアに変えました。そして休みの日などに家で飲むコーヒーはカフェインレスに変えました。

睡眠時間を確保できないほどの労働はそもそもが絶対にあってはならないと思いますが、そんな労働をしてしまうと健康障害の原因になり、合理的な考え方ができなくなります。そうなってしまうと本末転倒。メンタルヘルス不調のリスクが劇的に高まります。最低6時間、ベストは7,5時間の睡眠が一般的には必要でしょう。もちろんこれには個人差もあるので、一概にこの時間とは言えませんが。睡眠の質を高めて、その上で、『ストレスに強くなる習慣』を持てばいいと吉野さんも話しています。

「その1つが、非合理な考え方から合理的な思考に転換する習慣です」と吉野さんは話しています。具体的には・・・、

普段の生活で、ネガティブな言葉を自身の中でポジティブな言葉に置き換えるトレーニングが有効

だといいます。精神科医のデビッド・D・バーンズ氏が提唱する非合理な考え方の代表例「10種類の認知の歪み」から、吉野さんが典型的な転換方法を教えてくれています(図4)。

ぜひ、ご自分に当てはめて、実行してみて下さい!

■「他己」評価ではなく自己評価で生きる

吉野さんいわく、

「非合理な考え方をする人は、他人から自分はどう見られているかを気にする人が多い。しかし、評価する人の性格や機嫌、体調、状況次第で評価は変わり、その評価は絶対的なものではありません」

私はこのことを聞き、ハッとしました。まさに私は、「他人から自分はどう見られているかを気にしすぎ」なんです。そういった自分が嫌いで治したいと常日頃から思っているんです。

「結果が悪かったとしても、『自分の努力が足りなかった』と気づくだけでも自己成長につながり、成功だと考えることもできる。結局、結果に対して『成功か失敗か』は自分で決めればよくて、ストレスで心を病まないためには、『他己』評価ではなく自己評価で生きることが重要だと思います」と吉野さんは続けます。

ストレスとの付き合い、奥深いですよね。 ストレスは病んでからでは遅いです。そうならないために、「逃げる」という選択肢も大事です。それはつまりは環境を変える=転職のこと。いくつかお勧めを記載させていただきますね。売り手市場は今しかないので、是非登録だけでもしておくことをお勧めします。

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でも書きましたが非常に優秀な企業ですし、 ビズリーチ でしかない求人も多数あります。しかも直接企業からメールがきたりするのでその点もGOOD。ぜひお勧めします。

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