キャッシュレス人材に特需 派遣時給1900円も

 キャッシュレス決済のポイント還元制度の導入をきっかけに、処理端末の営業などに関わる人材の需要が急増しています。

 これはまあ予想できましたけどね。ただでさえ、プログラマーなどが不足している時代です。新しいサービスや事業系は間違いなく人材が不足しています。

 決済サービス提供会社が人材を大量に採用したほか、人材派遣会社もスタッフの募集を続けています。消費増税から1カ月が過ぎても引き合いは依然強いです。人手不足感から時給も上がっています。

キャッシュレス決済の広がりは対応できる人材の需要も生む
キャッシュレス決済の広がりは対応できる人材の需要も生む

 「ノルマ無し! ピッとかざす電子決済サービス案内」。東京都内のある人材派遣会社はクレジットカードや電子マネーを処理できる端末の営業スタッフを募集しています。時給は1900円。

 人材サービス大手エン・ジャパンの調べでは、こうした「営業・企画営業・ラウンダー」の仕事の募集時平均時給(関東)が9月は1827円となり、前年同月と比べて73円上がっています。

 端末の特性など専門知識も求められ、時給は派遣全職種の平均(関東1637円)を大きく上回っています。1年間の上昇率も4.2%と全体(2.4%)よりも高いです。

 職種別にみても、派遣需要が最も多い「一般事務」の1605円(9月、関東)、レセプト(診療報酬明細書)処理などに携わる「医療事務」の1311円(同)に比べ、キャッシュレス決済に関連する人材の時給の高さが際立ちます。

 スマートフォン決済を手掛けるPayPay(ペイペイ、東京・千代田)は、北海道から沖縄県まで全国20拠点で正社員と契約社員を合わせて数千人を雇っています。「中小加盟店の政府へのポイント還元の申請手続きのサポート、加盟後のアフターサービスで人手がいる」といいます。

 決済用のアプリケーション開発やシステムの保守などに携わる技術者の派遣需要も根強いです。エン・ジャパンによると、9月までの3カ月でIT系全般の求人が前年同期に比べて26%増だったのに対し「ビジネスアプリケーション系システムエンジニア」は59%と大幅に増えています。

 厚生労働省によると、9月の「情報処理・通信技術者」の有効求人倍率は2.32倍。全職種の1.45倍を大きく上回っています。

 今後もこれはしばらくは上がりそうですね。ただ、時給の話ではこんなデータがあります。

ブラック企業で有名なキーエンスですが、そこでも時給は8,000円なんです。実はこれは最近結構バズっている記事。

プログラマーやブロガー、などに比べて安すぎるってことなんです。超絶大変なこんな企業で必死で働いても時給8,000円。それならば、別にプログラマーやブロガーで必死で頑張った方が未来はあるってことです。キーエンスじゃなくても必死に社畜をしているあなた、このような道で生計を立てるように一緒に頑張ってみませんか? 

 さて、話は戻ります。

 関連業務のアルバイトの募集も多い状況です。キャッシュレス決済端末の利用者などからの問い合わせを受け付けるコールセンターのオペレーターやアポインター、決済端末の導入店舗からの申込書のデータ入力や事務の仕事が目立ちます。

 人材サービス大手ディップの調査では、「電話応対」のアルバイトの9月の募集時平均時給(全国)は1286円となり、前年同月に比べて3.8%(47円)上昇。「事務・データ入力」の仕事は1156円で10.9%(114円)高くなりました。「コンビニエンスストアなどの販売」の仕事は988円。

 キャッシュレス決済端末を使う店舗やサービスの利用者からの問い合わせなどの増加は当面続くと見込まれています。「求人は今後も出るだろう」(人材サービス会社)との声が上がっています。

 当然でしょう。しばらくはこの流れは続くでしょうし、それに合わせてスキルを取得するのも良いと思いますよ。

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