富士通はIT(情報技術)分野の専門スキルを持たない若手人材の中途採用に乗り出しています。IT人材の不足が顕著になるなか、採用の対象を広げ、技術者として育成します。育てた人材を好調なシステム開発部門などに振り向け競争力を高めます。
私も正直採用してもらえるならしてほしいですね。でも「若手」って書いているのが辛いところ・・・。アラフォーの私はおよび出ないってことですね・・・。自分で切り開くしかないですね。
2020年3月期の中途採用計画を、従来の150人から300人に引き上げる形。上積みする150人のうち、約100人を新卒から数年以内の「第二新卒」などの若手とします。他業種などに勤め、人工知能(AI)などのデジタル技術に関心がある人材の採用を見込みます。
富士通の中途採用はこれまで即戦力に事実上絞られていました。第二新卒の人材は新卒とみなして採用する企業が多いなか、富士通は職歴を加味して処遇します。
もはやみなさんご存じのとおり、AIやサイバーセキュリティー分野の人材不足は顕著です。
パーソルキャリア(東京・千代田)の転職サイト「doda」によると「IT/通信」業界の9月の求人倍率は7.85倍。技術系に絞ると10.33倍に達します。情報処理推進機構のIT人材白書ではIT企業の92%が「人材が不足している」と回答し、直近5年で最も高い割合となりました。
富士通の現場も人手不足感が強いのが現状。19年4~9月期の連結決算は減収減益でしたが、本業のシステム開発は増収増益。企業のIT投資への意欲は旺盛で、技術者を増やせれば受注を伸ばせる状況にあります。前期に間接部門を対象にしたリストラを実施した際には、システム開発部門などへの配属転換を打診しました。
しかし、従来の施策では十分な人材の確保ができないと判断。経験にこだわらず人材を受け入れることにしました。中途採用の人材の育成には、新卒社員の研修ノウハウが生かせるとみています。
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